ayuminokuni’s diary

人生をよりよく生きるために

非認知能力

非認知能力とは、「やりぬく力」、「好奇心」、「自制心」、「楽観的なものの見方」、「誠実さ」などと言われている。

非認知能力とは、いわゆる、IQテストでは測れない能力である。

こうした非認知能力を養う訓練を就学前に2年間行ったグループと行わなかったグループの比較をしたのが、ヘックマン氏が1960年から行った「ペリー就学前プロジェクト」である。

その後、数十年に渡り、それぞれのグループの後の人生を追跡調査した。

詳しくは、ネットで検索してもらうとして、就学前プログラムを行ったグループに明らかに優位な結果が出た。

2年間の就学前プログラムを行った費用とその後の効果を比較した時、これほど効率的な投資はないように思う。

読み書きそろばんは、訓練によって身に付く。

読み書きそろばんのような認知能力を身につけるための「忍耐力」は、非認知能力が物を言うらしい。

自分が受験生だった頃、友人の飽きずに継続的に勉強できる能力とは天賦の才能だなぁ、と感じたことがあるが、これこそが「非認知能力」だったのではないかと思う。

三つ子の魂百まで。

鉄は熱いうちに打て。

適切な早期教育は意味があるが、なにが適切な早期教育なのかは評価が難しい。

個人的には、話しかけ、知的な刺激、安心な環境、規則的な生活、などなどではないかと思う。

 

実は、それらは「教育」ではなく、「良好な環境」なのだと思う。

色々な意味でストレスのない生活こそが大切なのだ。

  

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コンピュータ

いまさら何だ?という話だが、1985年頃、20代で初めてコンピュータを触った時の衝撃を思いだす。

その時、なぜ衝撃を受けたかといえば、コンピュータの定義が判らなかったからだ。

人間が使う道具には、必ずそれが作られた目的がある。

自動車、冷蔵庫、コップ、などなど。

しかし、コンピュータには目的がない。

使う人間がコンピュータに目的を与えるのだ。

つまり、コンピュータが「何にでもなり得る機械」だということに衝撃を受けたのだ。

その後、ムーアの法則によって、コンピュータは指数関数的に進化を遂げた。

その進化はいまも続いているし、これからも続くだろう。


コンピュータの進化は、子どもの成長に似ている。

子どもは、生まれてから成人に至るまでに急激に成長を遂げる。

それはムーアの法則によって指数関数的に進化するコンピュータのようだ。

生物の成長は成熟によって止まるが、コンピュータの進化は止まらない。

人間は。いくら長寿社会になっても、世代交代によって入れ替わり、脳はリセットされるが、コンピュータの能力は高速化を続け、メモリー、データは無限に増殖していくからだ。


まさに「シンギュラリティ」という言葉が現実のものになりつつある。

「シンギュラリティ」については、また後日。

  

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価値観について

世の中には様々な価値がある。

その価値の多くは、経済的な価値へと転化される。

なぜ、経済が人の価値観として優先されるのだろうか?

それは人類が過去の歴史の中で持っていた飢えへの恐怖に基づいているように思う。

野生の動物は、1日の大半を生きていくための食料を探す事に費やす。

食料を見つけることは、生きていくために至上命題だからである。

しかし、現代においては、食料よりもお金を貯め込む事の方が生命維持の役に立つ。

だから人は何よりもお金を貯め込もうとするのだろう。

お金は手段であり、目的ではない。

仮に、飢えへの恐怖がなくなったしても、人は際限なくお金を欲しがるのだろうか?


個人的には、経済の先にある価値観に興味がある。

  

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究極の目的

人生、究極の目的とは何だろう?

自分のDNAを残すこと。

世界中を見て回ること。

宇宙の真理を探究、理解すること。

世界を少しでも良くすること。


つまりは、

命懸けの恋愛をし、好奇心の赴くままに旅をし、何をすべきかを考え、行動すること。

答えは、いつもシンプルだ。

 

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褒められた記憶

小学生の頃の記憶に残っているのは、叱られた記憶よりも褒められた記憶の方が鮮明に残っている。

アドラーは、「叱ってはいけない」「褒めてもいけない」と言っているが、人の承認欲求は根深いものがある。

子どもは、叱られたからといって悔い改めることは少ないように思うが、褒められた事がきっかけで何かを始めることはあるかもしれない。

子どもを褒めることは、その手助けになるだろう。

アドラーが言うところの「勇気づけ」である。


自分の可能性を信じることでしか、道は拓けない。

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世界の食糧事情

世界の食糧事情をネットで調べてみた。

世界の穀物の生産高は約25億トン。

この穀物を、世界に住む73億人に平等に分配すれば、1人当たり年間340キログラム以上にもなります。

日本人1人当たりが実際に食べている穀物は、年間159キログラム。

世界的な規模で見れば飢餓は根絶されていても不思議ではない状況です。

しかし、実際には世界の飢餓人口は8億1500万人。

9人に1人が飢餓に苦しんでいるという現実があります。

有り余る食料があるのに、飢餓が解消しないという矛盾。


世の中には不思議な事がたくさんある。

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カンブリア爆発とAI(人工知能)

 

 カンブリア爆発とは、古生代カンブリア紀、およそ5億4200万年前から5億3000万年前の間に突如として今日見られる動物の「門(ボディプラン、生物の体制)」が出そろった現象である。


カンブリア爆発が起こった原因については諸説あるが、個人的には、生物の進化の過程において眼を持った生物が生まれたというブレイクスルーが原因ではないかと思っている。

眼を持つことによって生物は積極的に他者を捕食することが可能になる。
その捕食に対抗するために、様々な進化が爆発的に起こったのではないかと想像している。


様々なセンサーの中で、イメージセンサーはもっとも情報量の多いデータである。

AIは、イメージセンサーの情報をディープラーニングによって高度な解析することが可能になりつつある。

このことは、AIもまた、目を獲得することによって爆発的な進化を遂げるのではないかという推測を連想させる。


AIの進化は、徐々に進むように見えて、実は爆発的に起こるのかもしれない。

 

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