日本が明治維新以降、近代国家に変貌を遂げた理由、それは教育の成果であったように思う。
教育制度を確立し、質の高い有能な人材を安定的に供給することで、西洋の合理主義を取り入れ生産性を向上させたのだ。
最近の初等教育の改革、変遷には疑問を持たざるを得ない。
初等教育に英語、プログラミングなどを取り入れる試みは、百害あって一利なしであるように思う。
学習の基礎は、言語の理解能力と論理的思考である。
いわゆる「読み」、「書き」、「そろばん」の基礎、土台さえしっかりしていれば、後々、汎用的な応用がいくらでも可能なのだ。
初期教育においてどれだけ強固な基礎を作りあげられるかが、肝である。
