学生時代、やりがいのある仕事をしたいと思っていた。
言い換えると自分の裁量で何かが決められるような仕事がいいなぁと漠然と考えていたように思う。
しかし、実際に就職してみると当初、裁量の余地のある仕事はほとんどなかった。
とりあえず、目の前の仕事をこなすことが精一杯だったように思う。
しかし、裁量の余地のない仕事はある意味楽なのだ。
最初から到達点が決まっているからだ。
その後、少しずつ仕事の裁量の余地が増えたが、それに伴いストレスも増えていったように思う。
自分の裁量が誰かの運命を変えてしまうというストレスは、鈍感にならなければ受け入れられない。仕事なのだと割り切るしかないのだ。
「すまじきものは宮仕え」
失業して4か月、そのストレスからは解放されたが長期間の洗脳が解けるにはもう少し時間が必要であるような気がしている。