価値観とは何だろう。
それは、人が生きていくための指針である。
愛、家族、正義、真理、思想、信条、宗教、お金、名誉、などなど。
人間以外の動物は、自分と自分の子どものために命を懸けることが多い。
それは生命の本能だからだ。
しかし、人間だけが例外的に利他的な行動や理念のために命を懸けるのだ。
ただし、価値観はひとつではないし、優先順位も様々だ。
何を尊重し、何に殉じるかは個人の自由である。
こうした価値観の多様性こそが、人間の人間たる所以なのだろう。
だからこそ、人間への興味は尽きない。