ayuminokuni’s diary

人生をよりよく生きるために

渇愛

仏教の教えによると、人の心は、何を経験しようとも「渇愛」によって応じようとするらしい。

人は不快なものを経験すると、それを取り除くことを渇愛する。

快いものを経験した時でさえ、その快さが持続し強まることを渇愛する。

いずれにしても人は満足しないのだ。


では、どうすればそんな苦しみから逃れることができるのか?

それは、不快なもの、快いものを経験した時、それをあるがままに受け入れることだという。

不快なものは不快なものとして、快いものは快いものとして受け入れるというのだ。


「何を経験していたいか?」ではなく、「何を経験しているのか?」に意識を集中するのだという。

それこそが「涅槃」に至る道らしいが、簡単ことではない。

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