ayuminokuni’s diary

人生をよりよく生きるために

認識とは?

人間の認識とは、「外界の情報を大脳皮質の内部に投影し、内部モデルを作ること」であるという。

幼少期の頃、家族と住んでいる町の近所が世界のすべてだった。

人は成長するにつれて世界が広がってゆく。

日本、世界、地球、太陽系、銀河系、宇宙全体へと。

つまりは、「外界というリアルな自然や社会と、大脳皮質の中に投影された内部モデルが一対一で対応している」ということらしい。

外界の概念を認識するためには、とりあえず名前がついていなければならない。
「フランス」という国名があって、フランスという国をイメージできる。
土星」という惑星名があって、土星の大きさや軌道がイメージできる。

世界を認識する際、様々な構成要素を科学のルールに基づいて理解することを「分かる」といい、科学以外のルールに基づいて理解することを「納得する」と便宜的に分けて考える。

分かる人には分かるが、分からない人には分からない、からだ。

現代は、圧倒的に科学技術が進化し、細分化されてしまった。
「分かる」ことが多くの人には困難になってしまったのだ。

そこで多くの人は「納得する」という世界を判断基準としている。

人類が「分かる」世界で獲得した成果を、「納得する」世界にフィードバックさせなければならない。

わたしがこのブログを書いている理由も、その辺りにあったらしいと気付いた。

まだまだ、「分かる」には先がありそうである。

f:id:ayuminokuni:20170827225929j:plain