世界の経済規模は拡大し世界全体は確実に豊かになった。
しかし、人々の生活は豊かになったのだろうか?
所得の格差が拡大している。
格差が拡大する原因は、貧困の連鎖、貧困の世襲が起こるためだと思う。
人間は裕福になればなるほど他人に優しくなくなるのだという。
『衣食足りて礼節を知る』と言うが、実際にはそうではないらしい。
ここで言う『衣食足りて』とは、最低限の生活ができる状態という意味なのだろう。
人間、豊かになりすぎると他人を顧みず更なる豊かさを求めてしまうようだ。
失うものが多い人ほど貪欲になる傾向があるようだ。
人々は優しさを思い出さなければならない。
そのためのきっかけは何だろう。
それは、『希望』なのだと思う。
『絶望』からは何も生まれない。