若いころから、天職とは何だろうと考えていた。
『人はパンのみにて生きるに非ず』
できれば、パンのためではない仕事をしたいと思っていた。
趣味と実益が両立出来るような仕事があれば最高だろう。
芸術家、アスリート、宗教家、政治家など、仕事が人生の目的になっているような仕事につける人は、ごくわずかだ。
世の中の多くの人はお金を得るために、したくない仕事をしているのだろう。
もちろん職業に貴賤はないが、社会的な意味の大きさと収入の大きさは必ずしもリンクしない。
収入を度外視してでも、やりたい仕事とは何だろう?
それこそが天職であるような気がしている。