知的情報のコストと教育
インターネットの出現で、知的情報を得るためのコストは劇的に安くなっている。
以前だったら、専門的な本を購入したり、学校に通ったりしなければ得られない情報が、インターネットの中には溢れている。
わからないこと、知りたいこと、様々なノウハウなどなど。
ほとんどの情報はインターネット、スマホで即時に知ることができる。
様々な教養番組、学校の授業、さらに大学の講義でさえも動画で公開されているのだ。
言い換えると知識を持っていることの価値が下がったとも言える。
こころざしさえあれば、いくらでも知識が蓄えられる時代になったのだ。
知識やノウハウは、既知の事実となった時に陳腐化する。
人の特徴である創造性や応用力でさえ、AIのディープラーニングで人の能力を凌駕しようとしている。
では、人としての価値、人でなければできないこととは何だろう。
それは、初等教育の分野ではないかと思う。
人は、人によって教育されなければ、人にならないからである。