総選挙の開票速報を見ながら考えた。
政治にカリスマは必要だろうか。
大衆はカリスマを求め、大衆がカリスマを作り、時にはカリスマを見捨てるのだ。
歴代の名だたる政治家はカリスマだった。
カリスマは、決断し、断言し、先導する。
カリスマによって大衆は大きな力を発揮する。
何かに向かって全体が動き出すのだ。
しかし、カリスマは諸刃の剣、その存在自体がリスクでもある。
民主主義は、誰も結果に責任を取らない。
百家争鳴、みんなが満足する結果は得られない。
効率が悪く、物事は遅々として進まない。
それでも、民主主義はもっとも優れた政治のシステムなのだろう。
カリスマは本当に必要なのだろうか。
政治におけるジレンマであるようにも思う。
答えは出ない。