ネットの情報によると・・・
「平等」とは、個人の資質、能力、努力、成果に関係なく一定の規則通りに遇するシステムとなっていること。
「公平」とは、すべての人に対し、機会が均等に与えられており、成果を上げた者が評価され、報われるシステムとなっていること。
人は、ある程度の不平等は受け入れるが、不公平には耐えられないらしい。
かつて、人々を平等に遇することで理想的な社会が実現できるという考え方もあったが、時間の経過とともに、平等な社会は崩壊していったらしいということが判った。
実は、平等な社会とは、不安定な状態であるらしい。
ボルツマン分布という物理の理論式がある。
これは、気体分子などの分子が取り得るエネルギーと分子の個数分布のことである。
それは、人間社会の所得と人口の分布に酷似するという。
物理の分布と人間社会の所得分布が同じような曲線のグラフを表すのは面白い現象だと思う。
人の所得とは、分子が持つエネルギーのようなものらしい。
どちらも、時間の経過と共に最終的には同じような曲線に収束する。
つまり、公平な社会は、平等を実現できないことは明らかだ。
目指すべき世界は何なのか。
わたしが考えても、考えなくても、同じ結論に至るのかもしれない。