経済の原則とは、最小の費用で最大の効果をあげるということだが、仕事における経済の原則には2種類ある。
誰かと協力することによって、自分も相手も得をするというケース。
誰かと敵対することによって、相手が損をすることで自分が得をするケース。
現実の経済活動においては、どちらも存在する。
資本主義は弱肉強食というが、人間は一人では生きてゆけない。
共存と独占の程よい関係こそが繁栄の鍵なのだろう。
そのためのバランスをとる仕掛けとしては、どこかですべてをリセットするか、敗者復活の仕組みを作るしかない。
過去の歴史において、リセットは戦争がその役割を果たした時期もあった。
しかし、これからの世の中においては、戦争という選択肢は避けなければならない。
敗者復活の仕組みは、教育によってよりよい人材に世代交代することで可能になるように思う。
世襲は社会を停滞させる。
もはや、教育の機会均等による敗者復活の仕組みを充実させるしか、社会、経済を活性化する道はないのだと思う。
新たな人材こそが尽きることのない資源である。