ayuminokuni’s diary

人生をよりよく生きるために

自由と平等

自由と平等の問題は古くて新しい問題である様に思う。

振り返ってみると人類の歴史は、ある意味『支配と差別』の歴史だったのだ。

その理由は、食糧の生産性が低かったためではないかと思っている。

生存を危うくする飢餓に備えるために、『支配と差別』によって支配者は食糧を確保したのだろう。

その後、食糧の生産が安定し社会が豊かになると『支配と差別』から『自由と平等』を獲得する歴史へと社会は変遷する。

ただし、「自由」と「平等」は並立しないのだ。

自由を尊重すると平等が損なわれ、平等を尊重すると自由が損なわれるからだ。

今の世の中は、平等よりも自由が尊重されているように見える。

自由を保障することが、経済の推進力になるからである。

しかし、自由は同時に経済格差という弊害を生んでしまう。

自由と平等の問題は、簡単には結論が出ない。

 

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