ビジネスは言うまでもなくギブ&テイクである。
誰かを出し抜いていかに自分の利益を上げるかを考える人が多い。
しかし実際には、いかに多くの人を幸せにすることが出来るか、を考えることが成功への近道であるように思う。
自分が創出できる付加価値とは何か?
顧客満足を上げるにはどうしたらよいか?
その二つを考えれば成功に近づけるだろう。
経営者には、二つのタイプがあるという。
従来の経営者、規模の拡大、利益の拡大を目指すタイプ。
そして、もう一つは、新しい何かを発見したいというタイプ。
世の中に変革を引き起こすのは、たぶん後者のタイプだろう。
何をモチベーションとするかでタイプが決まるが、もはや拡大、スケールメリットは目標ではなく、単なる結果なのだと思う。
業態によって、適正規模が決まるからだ。
世の中を動かすものは何なのか?
利己主義は「経済」、利他主義は「共感」ではないかと思う。
経済は弱肉強食の世界であり、ある意味潔い価値観ではあるが、世界は経済だけでは動いていかない。
共感は時に奇跡を生むが、多くは幻想であることが多いようにも思う。
矛盾に満ちた人間という存在の危うさ。
わたし自身、いまだに結論は出ていない。