ayuminokuni’s diary

人生をよりよく生きるために

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

7年前の日記

◎以下は、7年前の日記である。 昭和51年、1976年3月。 わたしは、失意の中にいた。 大学受験に失敗し、2年目の浪人生活が確定したのだ。 自分の存在価値を見失いそうになり、しばらく一人旅に出た。 岡山県笠岡のユースホステルに泊った時に、カメラマン…

パラドックス

以前に何かの本で読んだパラドックスの話。 いまだに理屈が判らない。 知っている人がいたら教えてほしい。 ************* ふたつの封筒の中にお金が入っています。 入っている金額は判りませんが、片方の封筒には、もう一方の封筒の2倍の金額…

人工知能

NHKのテレビ番組NHKスペシャル 人工知能 天使か悪魔か2017を観た。 人工知能をテーマにした番組に「天使か悪魔か」というサブタイトルを付けるのは、人工知能に対して一抹の恐れをを抱いているということだろう。 ノイマン型のコンピュータの仕組みは…

未来の学校

『未来の学校』テスト教育は限界かトニー・ワグナー著という本の書評が朝日新聞に載っていた。 要約だが、そこに書いてあることは実に興味深い。わたしが最近考えていることともかなりの部分で合致するように思う。わたし自身の頭の整理のために、書いておく…

貧困の連鎖

子どもの貧困が問題になっている。 貧困の連鎖とは、親の貧困のために子どもの教育の機会が失われ、結果として貧困が世襲してしまう現象をいう。 子どもは未来の希望なのに、貧困の連鎖によってその希望が失われている。 自由主義経済である以上、競争によっ…

わたしの本棚

本棚に並んでいる蔵書を眺めると自分が過去何を考えていたのか、何に興味があったのかが時系列的に把握できる。 ネットの情報は、ある意味刹那的で流れ去ってしまうが、自腹を切ってでも得たかった情報の縮図が購入した書籍の背表紙に見える。 その中でも、…

小説を書く理由

小説を書いている友人曰く。 小説を書く動機には、2種類あることに気づいたという。 ある小説家志望の若者が言ったらしい。『現実や人間がつまらないから、小説を書いている』と。 その友人はまったく逆らしい。『現実や人間があまりにすごいから、それを描…

人知れぬ思い

人知れぬ思いが自分自身であると言ったのは誰なのか? 人に言わぬ思いが自分自身であると誰が言うのか? 僕が僕であるように、きみもきみであるだろう。 なぜ言うのか? その気安さで、その人が何を思うかも知らずに。 君よ、君の心に届かぬ悔しさで、僕は君…

快進撃が止まらない

藤井四段が将棋の公式戦連勝記録を伸ばしている。過去の記録28連勝に並んだらしい。特筆すべきは藤井四段が14歳の中学生ということだ。 この結果はもちろん藤井四段の才能、努力の賜物ではあるが、ある意味起こるべくして起こった現象ではないかと思っている…

育児の本質

生後6か月の初孫が初めて我が家にやってきた。 ほんの短い間だったが、30年ぶりに赤ん坊に接して色々なことを考えた。 人間の赤ちゃんは生まれてから自立するまでに長い期間を要する。自分で自分の世話ができるようになるまでに最低数年。自分で生活の糧を得…

理不尽な出来事

時として、人生には理不尽な出来事が起こる。 その時、人はどういう行動、選択をするのだろうか? 選択肢は3つしかない。 1.理不尽な出来事を悔やみ恨み続ける。 2.理不尽な出来事に対し怒り反撃する。 3.理不尽な出来事を受け容れ許す。 理不尽な出…

しあわせ

人生の究極の目的は、幸せになることだと思う。 問題は、人によって幸せに対する価値観が違うことだ。 生物の生きる目的が自らのDNAを残すことだとすれば、弱肉強食の論理ですべてが説明できるだろう。 しかし、生物の生きる目的が「種」のDNAを残すこ…

個性の価値

他人と違う個性にこそ価値がある。 個性の短所、長所の評価は表裏一体だ。見方を変えれば個性は、短所にも長所にもなりうる。 地球上に生物が繁栄できたのも、多様性に鍵がある。多くの生物が他の生物と違う戦略を取ったためだ。その生物のうち、一度も絶滅…

人を動かすもの

人を動かすもの それは、愛情、欲望、共感、理念、怒り、恐怖、思想、宗教。 これらの中で、最も尊重すべき価値観は何だろう。 人は尊重する価値観のために時に命さえ懸けるのだ。 そこでは冷静な判断が失われており、理性的ではないことが多い。 もっとも理…

積み木についての考察

積み木はおもちゃとしては地味であり、ニッチな存在だ。 しかし、太古の昔から人類は石を積んで、遺跡を作り上げた歴史がある。物を積み上げるという行為は、人間の本能なのかもしれない。 積み木は、昔からある遊びであり、創造力、集中力、論理的思考を養…

競争と共生

世界はどこに向かうのか? 経済、宗教、テクノロジーの行き着く先は? 競争とは?価値観とは? 努力は報われないことも多いという前提。 建前と本音が近づいた、のっぺりした社会になりつつある。誰でもが評論家になれる時代だが、評論家で終わってしまっては…

人類の未来

残念ながら人類の未来にそれほど楽観的な見通しは持っていない。あらゆる状況、見通しが悲観的な指標を示しているからだ。 それでも残された未来の希望、それは子どもたちではないかと思っている。 就学前の早期の教育への投資が効率が良く有効なのは判って…

人生のリスク

長い間、金融の仕事をしてきたので、ビジネスの事は一通り知っているつもりだが、逆に言うと世の中をお金という尺度で見てしまうという弊害があるのかもしれない。 過去の経験、成功、失敗、栄光、挫折、後悔はもはや取り返しがつかない。 過去ではなく、今…

いつやるの?

若いころ、勉強なんて本気になれば何とかなる。いつもそう考えていた。 でも、なかなか本気になれない。それは、なぜなんだろう? 何のために勉強しているのかよくわからない。勉強が何の役に立つのかもわからない。だから、やる気がおきない。 理由なしには…

リスクを恐れない

思春期の脳は前頭前野が未発達であるためブレーキが利かず、リスクを恐れないらしい。 人類が、アフリカの地を出て、未開の地に足を踏み出し世界中に進出したのは、そんな人間の脳のせいだという。 ネアンデルタール人には思春期がなかったらしい。そのため…

ムーアの法則

「ムーアの法則」をご存じだろうか?1965年に半導体メーカーインテル社の創設者の一人であるゴードン・ムーア博士がに経験則として提唱した、「半導体の集積密度は18ヶ月で倍増する」という法則である。「集積密度」という言葉を「性能向上」という言葉に置…

3つの質問

以下の質問に該当する答えを3つ答えてください。 あなたの強み、3つは? あなたのコンプレックス、3つは? あなたの人生に影響を与えた、3人は? あなたが不安に思っていること、3つは? あなたの人生に影響を与えた本、3冊は? 人生の転機だったと思…

DNA

生物の進化、遺伝情報はDNAに記録される。生物の進化には膨大な時間がかかる。DNAの書き換えには、突然変異という偶然の要素と次世代までのライフサイクルの時間がかかるからだ。DNAは遺伝により次世代に引き継ぐが、生物が後天的に獲得したスキル…

間違った選択

欲望、誘惑、自己保身、目先の利益に負けて、間違った選択をしたくなった瞬間はありませんか? そんなことを意識した経験が、わたしには何度かあります。 あの時、もし間違った選択をしていたら?と考えると背筋が寒くなります。 覆水盆に返らず。 その時そ…

非認知能力

NHKスペシャル私たちのこれから#子どもたちの未来平成29年6月4日放送を観た。 ノーベル経済学賞を受賞した、ヘックマン博士の実験「幼児教育の経済学」の著者 貧困の連鎖を断ち切るための試み 非認知能力を養う「ペリー就学前教育プログラム」 アメリカ…

考える訓練

考える訓練は意図的なもの、意識することで鍛えられる。 常に好奇心のアンテナを張る。気になったもの、違和感を感じたものに注目する。他との関係性、似たもの、正反対のものを考える。過去の経験に照らし合わせる。ターゲットを決め、徹底的に調べる。先入…

心惹かれるもの

心惹かれるものとはなにか? ・繊細、美しいもの・見たことのない、すごいもの・cool、かっこいいもの・楽しい、心地よいもの・共感、感動するもの これらのものに人は心惹かれるのだろう。 その根源的な動機は、未知なものに対する好奇心だが、生物の生存本…

足に暇なき

ただ見れば なんの苦もなき 水鳥の 足に暇なき 我が思いかな水戸光圀、黄門様の句らしいです。 苦労や努力をあえて人に見せない。軽々とやっているようで、その裏付けとなる努力を惜しまない。 そんな美学に人は感動するように思います。 天才には天才の、凡…

希望を捨てない

自爆テロのニュースを聞くたびに暗い気持ちになる。 憎しみの連鎖が止まらない。 わたしたち、ひとりひとりが望めば世界をより良い方向に変えることができるはずなのに、世界はどんどん悪い方向に突き進んでいるように見える。 憎しみが憎しみを生む、負の連…