ayuminokuni’s diary

人生をよりよく生きるために

お金で買えるものと買えないもの

お金は万能か?

お金という価値観は、資本主義社会においては解りやすい価値観だ。

お金を余分に払うことによって、他の人とは違う特別なサービスを受けるというのは日常的に良くある光景である。

飛行機のファーストクラス、コンサート会場のS席などである。

一方、お金を積んでも買えないものもある。

他人の選挙の投票権、臓器移植のための順番などだ。

私たちは、格差が前提の社会に生きている。

金持ちも、貧乏人も、子どもも、老人も、健常者も、身体障碍者も、男も、女も、LGBTも、多少の違いはあるが、同じ人間として交わりながら社会に集っているのだ。

問題なのは、経済的な格差だけが拡大を続けているということだ。

そのためなのか、お金で買えないものは減っていく傾向にあり、なにもかもがお金で手に入る世の中になっていっているような気がする。

この傾向は、危険な兆候だ。

お金で買えないものに価値を見出し、お互いの価値観の違いを認め、多様性を受け容れ、共存していくことが重要なのだと思う。

 

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教育とは

ビリギャルの坪田信貴氏の講演会を聴きました。


教育の目的とは、『自信を持つ』、『居場所を見つける』、『他者への敬意を払う』の3つだという。

言い方を変えるとアイデンティティの確立ということだろうか。

 

戦争やテロによって地球の資源を浪費しなければ、AI(Artificial intelligence)によってシンギュラリティ(Singularity)が訪れ世界が大きく変わるという予想は、たぶん正しいと思う。

 

現在の教育システムの問題点は、カリキュラム至上主義だという。

公教育の考え方を根底から変えなければ問題は解決しないように思う。

キーワードは『多様性』。

画一的な教育と多様な子どもの個性、どこで折り合いをつけるのか。

教育の重要性を再認識した。

教育とは、未来を生きる子どもたちのための道しるべなのだから。

 

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仕事とは

資本主義における仕事の基本は成果主義である。

しかし、公務員の仕事の多くは、成果主義ではない。

前例にない何かをして失敗するよりは、何もしない方が評価される。

加点法ではなく、減点法なのだ。

民間企業では、何もしないよりは、前例にない何かをして失敗する方が評価される会社もあるらしい。

慣例に従い何もしないことは、ゼロではなくマイナスなのだと知るべきだろう。

成果主義ではないことの、もう一つの問題点は、成果が上がらなくても組織の構成員はだれも困らないということだ。

民間企業は、成果が上がらなければ淘汰され会社自体の存続が危うくなるが、公務員は組織がつぶれる可能性はすくない。

いわゆる危機感のない大企業病と公務員の体質はよく似ている。

成果主義が万能というわけではないが、公務員の仕事のやり方は改善の余地がまだまだありそうだ。 

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平等とは

憲法 第十四条 第一項には、『すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。』とある。

憲法にいくら書いてあっても、実態を伴わなければ意味がない。

社会で生きていると平等ではないと感じることがよくある。

そもそも、何をもって平等とするのか。

最近、総選挙があったが世襲の二世、三世議員は、総理大臣をはじめたくさんいる。

何らかの『社会的身分又は門地』がなければ政治家を志すのはむずかしいだろう。

そもそも、供託金というお金が用意できなければ、被選挙権すら行使できない。

選挙そのものも、1票の価値が選挙区によって平等ではない。

国の根幹であるはずの選挙制度でさえ、この体たらくだ。

競争による選抜は常に必要だが、すべてを平等にすることは弊害を招く。

競争の原理と平等は矛盾しないのだ。

ただし、公正な条件のもと競争が行われることが条件だ。

公正な競争の保証と機会均等こそが社会の活力を維持する方法だろう。

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モチベーション

モチベーションとは、仕事に対する意欲や動機づけと訳される。

何のために仕事をするのかという問題は、人生に対する満足度や自己実現の問題とも絡んでいる。

その前提にあるのは、個人によってモチベーションが異なるということだ。

お金のため、何かを実現するため、誰かのため、などなど様々だ。

モチベーションを突き詰めて考えていくと自分のためというよりは、自分以外の誰か、もしくは何かのための動機の方が強いような気がする。

なぜなら、人は必ず死ぬからだ。

自分の利益は刹那的な満足感しか得られない。

後世に何かを残すことこそが、究極のモチベーションになるだろう。 f:id:ayuminokuni:20171101204608j:plain

地球規模の喫緊問題

民主主義の弱点(ポピュリズム)の顕在化

自国ファーストの保護主義の台頭

二極分化、貧富の格差の拡大

国境を越えたテロの脅威

発展途上国人口爆発と先進国の高齢

環境破壊による気象の激化


これらの問題は、人類には解決不能のように思える。

しかし、解決しなければならない喫緊の問題だ。

 


解決できる可能性のある方法は、AI(artificial intelligence)が神になることだという。

それが人類の理想の未来なのかどうかはわからないが、他に選択肢はないように思われる。 

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哲学

人は知らず知らずのうちに哲学をしているらしい。

哲学とは、より本質的な問題に対する洞察だ。

突き詰めていくと、哲学の根源的な問いは、次の4つだという。

『世界とは何なのか?』
『人間とは何なのか?』
『世界はどうあるべきか?』
『わたしはどう生きるか?』

 

世界は既に存在している。

自分も既に存在している。

存在している世界と自分がどうあるべきなのか。

結局、人は、自分と自分を取り巻く世界の事しか考えていない。

自分が世界に適応していくか、世界を自分の考える形に変えるかの二者択一しかない。

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