ユーミン
若いころから、いろいろな音楽を聴いてきたが、いまだに、ずっと聴き続けているのは、ユーミンこと荒井由美こと松任谷由美である。
デビュー当時から、一世を風靡し、シンガーソングライター、ニューミュージックの女王としての地位を確立していった。
高校生の頃、わたしが、はじめて買ったLPはユーミンのファーストアルバム「ひこうき雲」だった。
10代のころの音楽体験の刷り込みは強烈だ。
その後、音楽を車の中で聴くようになったが、知らず知らずのうちに取捨選択をして、気に入った音楽しか聴かなくなる。
そして、ユーミンしか聴いていない自分に気がつく。
そうか、わたしはユーミンの音楽が好きで、一番心地よいのだ。
それから、ユーミンのCDを全部揃えてしまった。
ユーミンは、わたしより3歳年上。
ほぼ同年代であるにもかかわらず、ユーミンはいまだに現役のミュージシャンである。
ユーミンが目指す音楽、それは「エバーグリーン」だと聞いたことがある。
「エバーグリーン」の日本語訳は「常緑」、つまり「時を経ても色褪せない名曲」というニュアンスである。
あの歌唱力で、あれだけの楽曲、まさに「エバーグリーン」を作り出す。
やはり、ユーミンは天才だと思う。
幸福
バートランド・ラッセルの幸福論によると、幸福は待っていてもやってこない。
取りに行くものらしい。
『自分が望むものを数多く発見し、それを手に入れる』
『自分の能力では獲得できないものをきっぱり諦める』
『自分の欠点に無関心になることを学び、注意を外界の事物に集中する』
これらの行動様式は定年後の身の処し方の参考になる。
さらに、ラッセルは社会のありようにも言及している。
『社会と個人の幸福が一致しなければ本当の幸福は獲得できない』
『本当に個人が幸福になれる社会を作る』
つまり、核廃絶運動や平和運動を実践することにより、ラッセルはよりよい社会を作り出そうとしたのだ。
幸せになるには、それなりの知識と行動が必要だ。
常識を疑え
何かを考える時、気をつけること。
それは前提を疑うということである。
前提に囚われていると常識的な答しか出てこない。
人間の思考と年齢には相関関係があるらしい。
過去の成功体験という経験は厄介だ。
世界は変遷しているのに、思考は停滞する。
現状維持というリスクを過小評価しがちだ。
突き抜けた発想こそが、革新を生む。