アメリカのラスベガスで、また無差別テロがおこった。
犯人は、ホテルの32階から自動小銃を無差別に何百発も乱射したのだ。
数十人が亡くなり、数百人が怪我をしたらしい。
犯人は犯行後、自殺をしてしまったので、動機や背景は解っていない。
詳細が明らかになれば、犠牲者は更に増えるだろう。
見ず知らずの人を道連れに自殺を謀るほど世の中に対する恨みとは何だろう。
犯行の場所が、地上32階だったことが災いしたように思う。
被害者が遠くにいて、はっきり見えなければ人を殺すことの罪の意識は薄くなるだろう。
このことは、核のボタンを押すことにも通じるように思う。
核のボタンを押した人は、その結果どのような惨劇が起こるのかを見ることはない。
想像力の欠如が悲劇を生む。
一線を超えないための救いは何だろうか。