人の遺伝情報は、どれほどの量だろう。
DNAは、アデニン(A)、チミン(T)、シトシン(C)、グアニン(G)
の4つの塩基の配列によって遺伝情報を伝えている。
ATCGが、30億文字。
そのうち、個性が発揮される個体差は、500万文字分。
全体の0.167%でしかありません。
A、T、C、G
4種類の文字の識別が必要な場合の1文字の情報量は2ビットである。
つまり、30億文字は60億ビットの情報量ということになる。
60億ビット=7億5000万バイト=732,421キロバイト=715メガバイト=0.715ギガバイト
ということになる。
情報量としては、1ギガバイト以下。
この位の容量の設計図で書かれた人間という生き物が、世界を解釈できる知識を獲得し、地球を変えてしまうほどの力を得てしまったことに驚かされる。
宇宙の有機物から生まれた人間は、これからどこに行くのだろう。