来週、日曜日には、総選挙が行われる。
政治とは、価値観の対立だと思う。
左翼、右翼というカテゴリーが昔からあるが、これはフランス革命の時、議会で座っていた位置に由来するらしい。
かつては、マルクス主義が歴史的な必然といわれたこともあったが、その後のソ連の崩壊により社会主義国家への幻想も崩壊した。
今の日本では、保守とリベラル(あるいは革新)という言い方が一般的だが、どの政党も、自由と民主主義という価値観は前提として一致している。
では、保守とリベラルの違いは何だろう。
冒頭で、「政治とは価値観の対立」と書いたが、保守は国家の利益を、リベラルは個人の利益を優先的に考える傾向があるように思う。
どちらの利益も大切だが、権力者に近いものほど、国家の利益と個人の利益が一致している。
国益により犠牲になる個人の利益をどう考えるのかが、分かれ道のように思う。
いずれにしても、選挙は行われる。
選ばれる側よりも、選ぶ側の見識が問われる。