ayuminokuni’s diary

人生をよりよく生きるために

リスクを恐れない

思春期の脳は前頭前野が未発達であるためブレーキが利かず、リスクを恐れないらしい。

人類が、アフリカの地を出て、未開の地に足を踏み出し世界中に進出したのは、そんな人間の脳のせいだという。

ネアンデルタール人には思春期がなかったらしい。
そのために現状維持メカニズムが働き絶滅してしまったのかもしれない。

なるほど、無謀な若者がいなかったら人類の繁栄はなかったのか。

より良い生活を求めて若者が、何があるのか判らない未開の地に出ていこうという発想は今も昔も変わらないのだろう。

問題は70億人の人間がひしめき合っている地球には、もはや未開の地が存在しないことだ。

若者が無謀であることを推奨するわけではないが、人生の手堅い選択はネアンデルタール人のように、実はリスクであるかもしれないのだ。

 

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ムーアの法則

ムーアの法則」をご存じだろうか?
1965年に半導体メーカーインテル社の創設者の一人であるゴードン・ムーア博士がに経験則として提唱した、「半導体の集積密度は18ヶ月で倍増する」という法則である。
「集積密度」という言葉を「性能向上」という言葉に置き換えてもいいかもしれない。

 驚いたことに、「ムーアの法則」は提唱されてから半世紀を超えた今日に至るまで、ほぼ予測通りの歴史を歩んできた。

 仮に、パソコンが一部の専門家の手から、一般大衆のものになった時期を、APPLEⅡが発売された1977年とする。
 「性能向上」という言葉を人、物が移動する「スピード」という言葉に置き換えるとイメージが判り易いかもしれない。
1977年を1とすると3年後の1980年には、2の2乗なので4になる。
4という数字を、時速4キロに置き換えてみると、ほぼ徒歩で移動する速さである。
 以下、3年で4倍に増えるので次のような推移をたどる。
6年後の1983年には、時速16キロ、自転車くらい。
9年後の1986年には、時速64キロ、自動車くらい。
12年後の1989年には、時速256キロ、軽飛行機くらい。
15年後の1992年には、時速1024キロ、ジェット機くらい。
このペースで計算すると、2000年には、時速28,800キロ、秒速8キロのスペースシャトルに追いつく。
さらに、2020年ころには、光速をも追い越してしまう。
つまり、1980年頃にやっと歩きはじめたコンピュータが、2020年には光速になってしまうという進化のスピードなのだ。
奇しくも「ムーアの法則」は、2010年代には半導体の集積密度が原子レベルのサイズに近づくため、限界がくるのではないかと言われているらしい。
スピードにも、光速という限界があるのと妙に符合するのは、単なる偶然だろうか?

 

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3つの質問

以下の質問に該当する答えを3つ答えてください。

あなたの強み、3つは?

あなたのコンプレックス、3つは?

あなたの人生に影響を与えた、3人は?

あなたが不安に思っていること、3つは?

あなたの人生に影響を与えた本、3冊は?

人生の転機だったと思う出来事、3つは?

これから、あなたが出会いたい、3人は?

あなたが誰かのためにできること、3つは?


より良い人生を!

 

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DNA

生物の進化、遺伝情報はDNAに記録される。
生物の進化には膨大な時間がかかる。
DNAの書き換えには、突然変異という偶然の要素と次世代までのライフサイクルの時間がかかるからだ。
DNAは遺伝により次世代に引き継ぐが、生物が後天的に獲得したスキルや知識は、肉体と共に失われる。
この非効率を人類は当初、言語という文化で補完した。
言語による文化の伝承、5万年ほど前の話である。
さらに、文字という文化で補完した。4千年ほど前の話である。
これらはDANに代わるメモリー、外部記憶装置として機能した。
文字は古代エジプトヒエログリフのように、時間と空間を超えて受け継がれる。
言語と文字の発明で、人類は動物から人類になったとも言える。

そして、ついにコンピュータが発明される。
ノイマン型のコンピュータが発明されたのは70年ほど前。
さらにインターネットが発明され、商業利用されるようになったのがつい30年ほど前である。
コンピュータとインターネットは融合し、言語、文字以外に画像、動画などこれまでとは比較にならないくらいの情報量が蓄積されている。
インターネットという人類が共有する膨大なメモリー、外部記憶装置が構築されたのである。

さらに、ヒトゲノム、遺伝子操作とAI(人工知能)により人類の進化のスピードは加速している。

生物としての進化のスピードと人類が獲得した外部記憶装置の増殖のスピードのギャップ。
このギャップこそが、人類を未来へと導いていくのだろう。

もはやこの進化は止めようがないが、歴史を俯瞰する視点は必要だろう。

 

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間違った選択

欲望、誘惑、自己保身、目先の利益に負けて、間違った選択をしたくなった瞬間はありませんか?

そんなことを意識した経験が、わたしには何度かあります。

あの時、もし間違った選択をしていたら?と考えると背筋が寒くなります。

覆水盆に返らず。

その時その時の選択の積み重ね、それが人生そのものです。

過去の教訓は、懐かしむのではなく、未来に活かすべきです。

 

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非認知能力

NHKスペシャ
私たちのこれから#子どもたちの未来
平成29年6月4日放送を観た。

ノーベル経済学賞を受賞した、ヘックマン博士の実験
「幼児教育の経済学」の著者

貧困の連鎖を断ち切るための試み

非認知能力を養う「ペリー就学前教育プログラム」

アメリカのマイノリティ低所得者の子どもを2グループに分け、1グループに以下のプログラムを実施。

3歳から4歳まで2年間にわたり、毎日2時間半の指導、週一回の家庭訪問

自ら課題を決定→計画→実行→復習→最初に戻る

このプログラムにより、やる気、忍耐力、協調性などの非認知能力が養われた。

その後、40年に渡り2グループを追跡調査、その後の人生への影響を確認した。

就学前教育プログラムを受けたグループ
月給2000ドル以上29%
持ち家率36%

就学前教育プログラムを受けなかったグループ
月給2000ドル以上7%
持ち家率13%

以上、番組の一部の内容の要約

非認知能力の差が後の人生に大きな影響があるとうすうす気づいてはいたが、実証実験が1960年代のアメリカですでに行われていたという事実に驚愕した。

ともすれば、IQなどの認知能力が注目されるが、数値化できない非認知能力が実は能力を発揮する上で重要であり、パフォーマンスに大きな影響が出ることが明らかになっている。

教育に対する投資は、適切に行えば若年層ほど投資効率が高いことが判っている。

番組の中でも指摘があったが、就学前教育プログラムにより非認知能力を養うことが、子どもの貧困問題を解決する鍵があるような気がする。

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考える訓練

考える訓練は意図的なもの、意識することで鍛えられる。

常に好奇心のアンテナを張る。
気になったもの、違和感を感じたものに注目する。
他との関係性、似たもの、正反対のものを考える。
過去の経験に照らし合わせる。
ターゲットを決め、徹底的に調べる。
先入観を捨て、前提を設けない。
有り得ないような極端な発想をしてみる。

一晩寝かせてもう一度考える。

諦めず、常に考え続ける。

 

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