昔の写真を見ながら考えた。
思い出の価値は、それを体験した私にとっての価値であり、他の人にとっては価値のないものなのだと。
それが私にとってどんなに価値があろうとも、他の人にとっては関係がないのだ。
過ぎ去った過去に思いを馳せてもあまり意味はない。
近年、断捨離が流行りだが、物やお金を「溜め込む」だけでなく「手放す」ことを考える時期にきているようにも思う。
そのことによって、誰かと何かを共有できるかもしれない。
お金で幸せが買えないことは頭では理解しているが、実感として感じるには年齢を重ねることが必要だ。
預金通帳の残高も必要だが、幸せに生きるための方法論も大きなテーマである。
手放すことによって得られるものに価値がありそうな気がしている。